2015年9月14日月曜日

名古屋戦

いやぁ~~、ホッとしましたな。ぶっちゃけ、後半も半ばを過ぎたあたりからは「最悪、このまま引き分けて、勝ち点1でも・・・・」と弱気になっておりました。その理由は、山形・山雅・清水・新潟、これらのチームが苦戦をしているとの情報があったので、「だったら、負けなきゃ・・・」と思っていた次第ですが、奥埜のゴールが決まった瞬間、試合に出ていた選手、ベンチの選手やスタッフ達の「喜びよう」を見ていたら、チームは最後の最後まで「勝利」を目指していたようであります。やっぱ、弱気は駄目ですな。

この日の仙台、特に前半なんかは「ラインは結構深め」でした。素人が見ても「まずは、守る気だな・・・」という意思がハッキリ。それとともに「永井とか野田のようにスペースがあれば、いくらでも走りますよ・・」という危険分子が多数居る以上、ある程度は「走らせない為にスペースを無くしたい・・」と考えるのは極めて自然のような気がしてましたな。

仙台の状況はダメダメ君ですが、名古屋も仙台に負けず劣らずダメダメ君モードのようでして、そんな2チームが対戦すると「このような試合になる・・・」土曜日の試合は、この典型でした。仙台はラインを高めに接待しての激しいプレッシングを自重。そうなると、自然にボールポゼッションは名古屋に行くものの、危ない場面(1~2回)は最低限に抑える事が出来ての0-0。前半の戦いはベガサポからすれば不満でしたが、チームとしたら「OK・OK!!予定通り!!」だったのかもしれませんな。

後半に入っても、仙台の重心は低め。何気にハモンと金園へのクサビや、裏への抜けだしでボールがキープ出来ずに重苦しい展開。これによって「ハモンは純粋なFWじゃないから、トップの位置で起用するのは・・」みたいな意見が出ているようですが、確かにチーム状況が良くない中で「結果を出せ」と求めるのは酷な気がします。しかし助っ人である以上、起用されたポジションで結果を残すことは「日本でプレーし続ける為」にはマスト。誰の為でもなく、自分の為に結果を出すしかない・・・。助っ人とは、そのような存在であることを、我々は理解しなければなりませんな。

その流れが明らかに変わったのが「ハモン⇒ウイルソン」となった辺りからです。もちろん、その理由が「ウイルソンが絶好調でキレキレになったから・・・」であれば嬉しいのですが、「単に、名古屋の足が止まったから・・」という意見もあり、一概に「どうして?」は言えません。しかし、ウイルソンが出て来た辺りから、明らかに「あれ?いい感じになってきた?風が吹いてきたか?」となって来たのは明白。

これは単純に「ウイルソンの方がボールキープが出来るから・・」というスキルだけの問題だけじゃなく、他の選手が「ウイルソンが入ったから・・」というメンタルの部分も大きいかと。ウイルソンが居る・居ない・・・そのメンタルによってチーム状態が良くも悪くも左右される・・。結果として、ウイルソンの存在は「そんな存在」なのでしょう、願わくば「ハモンにも、ウイルソンのような選手になって欲しい・・」と心から期待しております。

正直、ゴールのシーン以外で盛り上がった箇所はありませんでしたし、苦しい戦いでした。もっとも「金園が決めていれば・・・」とか「リャンの、あのシュートが決まっていれば・・」とは思いますが、重心を低めにして戦う事を選択する以上、勝つにしても「華々しい打ち合い」などは少なくなり、例えばセットプレーやカウンターなどからの「1-0」での渋チン勝利が多くなるはずです。まっ、しょうがないと言えば、しょうがないんでしょうが。

今年は「勝てば・・残留出来ればそれでいい・・」という考えを否定するつもりはありませんが、それならそれで、「残留争いは昨年と同じ、結局、渡邊ベガルタは進歩が無いってことじゃないのか?」と問われた時、ベガルタンは答えに窮します。こう言うと「選手層がこれでは・・」とか、「怪我でリタイヤする選手が多かったから・・・」みたいに、その原因の一部を簡単に指摘する事は出来るのでしょう。しかし、それらの要因は「仙台にとって毎年のこと・・」でもあります。監督とは、助っ人外人以上に「結果を求められる立場」なので、例え残留出来たとしても、ストーブリーグが「あッチッチ」になるのは確実なようですな。


とにかく、今は勝った事を喜びましょう。そうじゃないと、身体もメンタルも持ちません。湘南戦の事を考えたり、他チームの状況を監視するのは、週末になってからでも遅くはありません。勝ったんですよ?2ndで2勝目なんですよ?ここは素直に喜びましょう。サポーターは勝ったら喜ぶ。この姿勢こそ、大切だと思っています。

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