2015年9月3日木曜日

ベガルタン、希望を考える

先日、本社での会議の為、朝一の新幹線で東京へ。本社の手前で仲間と出会い、揃って会社へフェードイン。社員専用入り口から社内へ入ろうとすると、「仙台支店のベガルタンさん!!」と、やや大きめの声で向こうから美形の受付嬢が近寄って来た。一緒に居た同輩たちからは「おやおや、リーダーは相変わらず手が早いっすねー」と、からかわれる。

ベガルタン (まんざらでもない顔をして)「おはよう、どうかしましたか?」
受付嬢 「浅沼取締役から言伝が・・「朝一で浅沼のデスクに来るように」とのことです」
同僚 「おい、まだ会議が始まってないのに、カミナリか?」
ベガルタン 「ああ、とつてもない雷が俺を待っているんだ・・」

そんでもって浅沼取締役と対面
浅沼取締役「言いたい事はあるか?」
ベガルタン「いえ、ありません」
浅沼取締役「いい訳や、補足したい説明はあるか?」
ベガルタン「いえ、ありません」
浅沼取締役「なるほど・・・無条件降伏か・・・」
ベガルタン「お力になれず、残念です」
浅沼取締役「使えねーな、お前も仙台も・・・」
こんな感じの冷たい会話が3分程・・・そして最後の締めが・・・
浅沼取締役「もういい、頑張れとは言わん。次の湘南にも負けてくれ・・」

えー、社内倫理規定室の上林部長、これって、立派なパワハラですよね?

ネットの空気では「これで仙台も残留争へ参入・・」みたいな感じになっていますが、ベガルタン的には「大丈夫じゃね」と思っています。何度も言うように、清水や松本が仙台を上回る為には、最低でも仙台より2勝以上しなければなりません。残り試合は、松本9で、清水が8。仙台が2勝したら、松本や清水は4勝以上しなければならず、万が一仙台が3勝したら、5勝とか6勝も、しなきゃ駄目な展開になります。なので、仙台の場合は「相手が、どうのこうのではなく、目先の一つか二つを勝てばいい・・・」となるので、何気に安心している所存です。

もっとも、現状の仙台で「マジで2つも勝てるのか?」と問われれば、その答えに窮するのは確実。最近の試合内容に「希望」が見えない状況では、過度にネガティブとなるサポーターが増えるのもしょうがないことなのかもしれませんな。特に、2ndの「9試合で7敗」はヤバイです。ヤバ過ぎます。一体全体、なにがどうすれば7敗も出来るのでしょうか?

まあ、個人的な主観を述べれば・・・
「7敗を7勝にする事が不可能に近い事は分かっている。しかし、その7敗を3分け4敗にする事ぐらいは、監督の戦術的なやりようによっては可能ではなかったのか?」と思っています。

チームの評価は、すなわち渡邊監督の評価でもあります。怪我人が多い中、彼なりの思慮をめぐらし、懸命に戦おうとしてるのでしょうが、その取り得る戦術の未熟さが「現状の仙台の評価」であり、「現状の監督の評価」でもあります。もちろん「戦術の未熟さ=現状の戦果」であることに論はいりません。「彼も選手も頑張っている・・・」という評価なんて、「7敗もした」という現実を前にすれば、全く意味のない物であるはずです。まっ、ここで大事になってくるのは「来年も監督は継続するのか否か?」でしょうな。

別に、監督解任論者ではありませんが、現状に満足しているサポもスポンサーも少数派のはず。だとしたら、当然のように「来年も渡邊で行くのか?」という議論が少なからず出るのは必定。その時、チームは、選手は、スポンサーは、そして我々サポは、「どのように向き合えば良いのでしょうか?」と問われた時、どのように答えればよいのでしょうか。実は、この手の疑問に対する模範的な答えは現存してます。その答えとは・・

「監督を代えれば、良い結果になるかもしれないし、より悪くなるかもしれない。結局のところ、チーム運営の成功には方程式など無いので、代えてみるのも一計だし、継続するのも、これまた一計。つまるところ、どうなるかは『神のみぞ知る』なのですから、現時点であれこれ考えるのは無意味です」

ベガルタ仙台の未来を、ビッグデータやスパコンで予測すれは、それなりに「ベガルタの未来」を知る事は出来るかもしれません。しかし、未来を知ってしまったら、我々サポーターがユアスタへ行って応援する意味などあるのでしょうか?入れ替え戦で負ける事が分かっていたら、震災直後の川崎戦で勝つことが分かっていたら、私たちは真の意味で感動を得る事が出来たでしょうか?それ以前に、未来を知ってしまったら、今を生きる価値などあるのでしょうか?


我々ベガサポは今、懸命に「不安」と戦っています。もちろん、目指しているのは「不安」の先にある「希望」でしょうが、希望という存在は「不安な気持ちの中にしか生まれてこない」という厄介な物でもあります。大切な事は、「希望」という存在を疑わない事です。ユアスタという箱の中にも、パンドラの箱と同じように、絶対に「希望」は残っている・・・。そうでも思わなけりゃ、ベガサポなんて務まらないと思いませんか?

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