2015年3月19日木曜日

横浜戦

まず、横浜戦での率直な感想。
1.知っているスタメン選手が、富澤と栗原しか居なかった
2.3thユニが、何気にアビスパ福岡チックだった
3.後半、斎藤が出てくるまでは、メッチャ練習試合チックだった
4.正直「横浜さん、勝つ気ないよね?」と言う感じだった
5.知らぬ間に、GKからボールを繋ぐスタイルになっていた
6.でも、勝ったからいいや

ぶっちゃけ言うけど、もしも横浜が、このメンバーで「勝ちに来ている」と考える人が居るのなら、その理由や根拠を「400字詰め原稿用紙2枚以内で書いて欲しい」と思っちゃうくらい、横浜はメンバーをシャッフルしてきました。しかしも、素人目に見たって「おいおい、これはないだろう・・・ヘタすりゃ、相当ナメてるか、捨てゲームにしか見えんぞ・・・」としか思えないくらい、横浜のスタメンは貧祖でしたな。いやね、こんな事を書けば横浜サポはムカツクでしょうけど、だけど、このスタメンを見れば「横浜は絶対に勝ちに来ている!!」とは、どうしても思えませんな。

前半だけを見れば、ゴールを奪われる雰囲気は皆無。ブラジルからの助っ人が『凄いらしい』という評価は聞いていましたが、来日して日も浅く、尚且つ、この日のメンバーで結果を出すのは困難だと感じていたので、それほどの脅威は感じませんでした。まっ、そういう仙台だって、ピリッ!!とした内容とも言えないんだけど、昨年だったら、こういう展開ともなれば、必ずと言っていい程「終盤に失点!!そしてドロー&敗戦」だったのが、「こんな展開でも、何とか耐えきって勝つことが出来るようになった」ということが、今年の違うところでしょう。くり返すけど、昨年だったら、絶対に後半、PK以外でも失点してるって。

とりあえず「0に抑えて勝ったんだからいいや」ということを前提にして、試合内容の何処にフォーカスすればいいのか?と問われれば、ベガルタンは迷いなく「六反、蜂須賀、武井、ウイルソンの出来・不出来と、フィット具合」と答えます。まあ、六反とウイルソンに関しては、多くの方がコメントをするでしょうから、ベガルタン的なフォーカスは「蜂須賀と武井は、結局、どうよ?」でしょうな。

蜂須賀に関して言えば、何本かは「可能性を感じるクロス」を供給していました。まっ、今期初スタメンなので、多くを望むのは酷。とりあえずは及第点だと思います。しかし「及第点」では、菅井という壁を乗り越える事など夢の又夢。

蜂須賀自身に、菅井のような「なんで、お前がそこに居るんだ攻撃!!」が無い以上、菅井を凌ぐディフェンス力を磨き、菅井には無い「ピンポイントクロスの供給」に磨きを掛け、菅井のような「一点突破型」のスキルを遥かに超える、「トータル的なSBとしてのスキルの平均値」を地道に蓄積し、監督やチームメイトに証明するしか、蜂須賀が菅井に代わってスタメンで出る事は無いでしょうな。個人的には、蜂須賀が実力で菅井を凌ぐ選手になった時、ベガルタのチーム力は1段階ぐらいアップすると思っています。

次に武井ですが、これは評価が困難でしょうな。なにせ、素人目に見たら「なんか、イマイチ、ボールを収まらないし、効果的なスルーパスも少なかったような気がする」と見えるのが一般的でしょうから。しかし、「富田・リャン」のコンビの時とは明らかに違うと分かるくらい、「中央バイタル付近への縦パスや、裏へのスルーパスの本数」が多いのも事実でした。ただ、結果的として綺麗に繋がってゴールに結びついた事例が無かったことが、素人目の評価を困難にしています。

試合後、監督や解説の平瀬は武井を評価しています。だけど、素人的には「あのプレーは凄かった!!」と言うのが無かったので、「何が良かったんだろう?」と言う感じに見えるのはしょうがありません。ただし、殆ど通りませんでしたが、ダメでもダメでも、武井はセンターへのスルーパス供給をトライし続けました。もうね、やる度にカットされるんだけど、それでもトライするのよ。最初のうちは「またかよ・・・」とネガティブになっていたんだけど、しだいに「富田・リャン、の組み合わせでは、ここまでトライしない。これって、通る・通らない、以前に、そこへパスを供給し続けることに意義があるのか?」と考えるようになりました。


事実、ウイルソンのゴールは、真ん中を責めつつ、結果的にはサイド裏への抜けだしでした。そのことと、武井のトライに何の因果関係も無い・・・とは誰も言えないはずです。もちろん、考え過ぎで「単なる結果オーライ」かもしれませんが、トライする本数が段違いなのも事実です。こういう、評価の難しい選手がブレークしたら、もうチョット、イケイケのチームになるような気がします。その為には、武井がリャンや富田や野沢らと、少なくとも対等な選手である必要があるでしょう。その事を証明するには、結果を出さねばなりません。不思議な選手かもしれませんが、武井にはもっと頑張って欲しいと願っています。

2 件のコメント:

  1. 武井の良さは確かに分かりづらいですよね。
    彼の場合、他の選手みたいに突出した能力はないかもしれないけど、平均的になんデモできる選手なのではないでしょうか。
    不慣れなサイドバックを無難にこなしてみたり(笑)。
    サポ目線でいくとテルや菅井みたいなのにドキドキしてしまいそうですが、武井の持ち味はやはりオールラウンダーなところではないかな、と。
    チームが苦しい時にきっと助けてくれることでしょう。

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    1. ベガルタン2015年3月24日 14:18

      匿名殿へ

      オールラウンダーが最も輝く為には
      選手個々の職人的スキル者が、伸び伸びとプレーしているか?が
      重要になってきます

      そして、職人とオールラウンダーの連係コンポが熟成し、炸裂した時こそ
      初めて「武井」という個が輝くんでしょうな

      菅井や野沢や富田は、ある意味職人です
      しかし、長いシーズンを個の力だけで乗り越える事は困難でしょう
      私は、タイトルなりの目標が達成された時しか
      武井のような選手は輝かないと思っています

      できるなら、輝きたいものですな

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