2014年7月8日火曜日

新潟戦を終えて、今後の雑感

えー、新潟戦ですが、簡単に感想を述べるとしたら「まっ、フィジカル中心のキャンプを終えてのトレーニングとしたら、あんなもんでしょうな」と言う感じです。互いに「勝利」が目的ではなく、これから始まる戦いに備えてコンディションを上げて行く事が第一・・・・とするのであれば、両チームとも「まずまず」だったのではないでしょうか。一番怖いのは「主力の怪我」である事は明白なので、それを回避しつつ、何気に実戦形式の練習が出来た・・・。この試合は、このメリットを互いに甘受出来ただけで満足なんでしょうな。

山本をレンタルで松本へ出したと言う事は、残りのリーグ戦のFWは「ウイルソン・赤嶺、そして怪我から戻った柳と中原、そんでもってビックリ枠として鈴木」などを起用するという証左なのでしょう。まっ、そこに武藤と新助っ人のロペスが入れば、山本が居なくても何とかなりそう・・・って言うか、何とかして下さい・・・って感じです。個人的には「武井と八反田がブレークまでは行かなくても、もうワンステップでもツーステップでもスキルがアップしてくれれば・・・」と思っているのですが、中々、そうは行ってくれない現状は歯がゆくてしょうがありません。2人とも、もっと出来るんじゃね?と思っているんですが、それは期待のし過ぎなのでしょうか?

仙台のキーポイントは何処か?と問われれば、ベガルタンは躊躇せずに「ボランチ(サイドを含めた中盤)だ」と答えます。何となく、得点力が乏しいFWとか、イマイチ安定しないDFを指摘される方も多いかとは思いますが、それらを生かすも殺すも、結局はボランチだと思っているからです。今現在、ファーストチョイスは富田、そして、その時々でリャンや武井などを起用しています。どちらかと言えば、リャンをボランチで起用した時は「やや攻撃的」という印象を受け、武井などを起用した場合は「ややバランス重視」という印象ですな。

ウイルソンと赤嶺を2トップの軸とするのであれば、残りの攻撃的なカードは2枚のサイドとボランチで賄わねばなりません。何気に「リャンと太田が再覚醒すれば・・・」と、思わなくもありませが、リャンの場合はボランチとサイドの併用で行けるのに対し、太田の起用法の選択肢が限りなく狭いレンジなのが心配なのであります。それと同じなのが、富田でしょう。角田の場合はCBとの併用が出来ますが、富田の場合は、良い意味でも悪い意味でも「ボランチ一本、ここがオイラの生きる道」状態です。今現在、富田はチームに無くてはならない存在ですが、リーグ戦も終盤となって「もっと攻撃的に行きたい・・・シュート力がある選手を起用せざるを得ない・・」と言う状況となった場合、一番マズイのは何気に分かりますな。

富田の守備力は「仙台の肝」です。まっ、言うなら「堅守速攻のキープレーヤー」の代名詞ですな。しかし、FWにトータル的な攻撃力不足警報が発令された場合や、太田・リャン・ロペス・武藤などの「FWか、サイドハーフ以上、トップ下未満の選手を多く起用したい」と言う状況になった時、削ることのできるポジションはボランチかディフェンダーしかありません。富田の守備力、武井のバランサー力、太田の体力や突破力は、いずれもが仙台の武器ではあります。しかし、今の仙台には「その単体の力に、シュート力というスパイスを持った選手が欲しい・・・」のが現実でしょう。だからと言って、彼らが悪い・・・と言っている訳ではありません。もうチョット、ゴールを決めてくれる力を持って欲しいだけです。

基本的に、シーズン途中から加わった選手に過度な期待をしないのがベガルタン流です。えぇ、何度も、何度も裏切られてきましたから。しかしながら、もしもロペスが爆発したら・・・・残留どころかACLだって・・・、と思わなくもありません。こんな感触は、シーズン開幕前の「嗚呼ー、今年は、どうなんだろう・・・」という感覚と似てますな。とにかく、今までの成績や数字は、いったん全部チャラにして、これからが本番!!という気概で後半戦を戦って欲しいものです。

個人的には、シーズンが開幕してから2カ月で「降格というカラータイマーは点滅し、まはや切れそうだ・・・」と半ば観念したのは事実です。どんな結果になろうとも、全てを受け入れるしかない・・・と悟ったのも事実です。実際、徳島サポの後輩から「年末は飲みましょう」との誘いに「OK」サインまで出してますから。しかし、ひょっとしたら、ひょっとして、残留以上の成果が期待できるかもしれない・・・のであれば、サポーターとして、それを拒む理由などはありません。前半は、一度もアウエーへ参戦しなかったベガルタンですが、後半は積極的に参戦しよう・・・、そう心に決めたベガルタンです。

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