2020年8月4日火曜日

柏戦とマリノス戦

えー、チームも我々のメンタルも、梅雨明け前の時点て早くも「踏ん張りどころ」となってしまいましたな。内容もそうです、柏にはフルボッコにされ、マリノスにはボールを支配されつつ、試合終了間際に痛恨の失点での敗戦。キツイです。メッチャきついです。

もともと、4-3-3にしたのは「チョットは攻撃的に行きたいなぁ~」がスタートのはず。瞬間的にでも中盤を減らし、攻撃的なメンツを厚めにする・・・結果としてピンチになりそうな時は「関口とか道淵らの献身的な運動量に頼る・・・」的な感じ。つまり、今年のベガルタの肝は「攻撃のスイッチが入った時の連動性」だと個人的には考えています。

はい、ボールが奪えました。前を向いて攻撃しますよ、、、の瞬間のファーストパスにズレが生じてインターセプトされたり、パスの出し手を探しているうちに囲まれて奪われたり・・・的な場面がデジャヴするんだけど、このようなことはテグ体制やナベ体制の1~2年目にも結構頻発してました。つまり、チームとしてオーガナイズされてなければならない約束事が、個々の選手間でリンクされてないんだよね。

木山体制で目指している山頂は高く、本来であれば一年目からチャレンジできる物ではありませんでした。彼がこれまで指揮していたチームよりも、ベガルタというチームが、そしてサポーターが求める目標は高く、それが達成できないと分かった時点や、情けない試合内容には容赦ない叱責が降り注ぎます。ベガルタの監督は、どんな選手構成であれ、一年目から結果を求められるのがこれまでの通例でした。J2当時の目標は昇格で、それ以外の成績が例え内容が良くなってきた4位、5位でも、チームは容赦なく監督の首を変えてきたのです。

ところが、今年は降格が無いから事象は変わってきて「だったら、どのチームもやっているように、チームの成績がある程度見えてきたら、または例え見えなくても、すべての資源を『来年に向けてのチャレンジ』に集中するべきでは・・・」という考え方が主流になりつつありますな。若手が試合に出て、チャレンジしている結果として、試合内容はイマイチ・・・・。連携の熟成や選手間のオーガナイズも、実際の試合の中で錬磨すればいい。現状は、こんな感じですかな。

柏戦の試合後、監督は
「自分たちのリズムでやっている中で、やはりふたつ目の失点は自分たちがパスのミスをして、最終的にそれでも粘って守らないと、人数をかけて前に攻撃していくということはできないので、最終的にちょっとライン際のところでボールが出たかでなかったかというところで、最後に粘りきれなくてクロスを許してしまったので、そういうところも含めてもっとタフになっていかなければいけないかな・・・」と語っています。

監督は、人数をかけて攻めたいのよ。しかし、そんな戦い方は一朝一夕じゃあ不可能。守りたいんだけど、人数をかけて攻めたい・・・。そのためのバランスって、無茶苦茶難しいんでしょうな。

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