2015年11月18日水曜日

必要ですな

村上の退団を知ったのは会社に戻ってから。後輩と仕事の打ち合わせをしている時、不意に「そう言えば、村上の退団が決まりましたね」と言われ、多少狼狽。いやね、ベガルタの話をしている流れで「そう言えば・・・」ってなれば、こっちだって「そうかぁ~~、何気に出番も無かったから覚悟はしていたけど、決まれば決まったでショックだよな・・」となるんだろうけど、「今月の売り上げは厳しくて・・・」と言う流れでの話だったので、会社の業績悪化+村上との別れが加わって、ショックが2倍となった訳です。

個人的に村上とは、よく遭遇しました。ドラッグストアー、ショッピングモール等々、おそらくは生活圏が同じだったのでしょうな。大宮ナンバーの車を見かければ「あれ、村上も来てるんだ・・」みたいな感じで、彼との遭遇は極めて自然なことです。ただし、プライベート時において、ベガルタンは一度も村上に声を掛けた事はありません。すれ違っても、心の中で「頑張れ、村上!!」と呟くだけです。ジェントルマンですから。

そんなベガルタンではありますが、今期一度だけ、危うく選手に声を掛けそうになった事が有ります。ファミレスで食事をしていたら、ウイルソンが入って来たのです。当然、テンションはMAX。ベガルタンの座席の脇を通り過ぎようとした瞬間、このまま抱きついて「ウイルソン、怪我で苦しんでいるようだが、大丈夫、大丈夫マイフレンド!!俺がついてる!!」と、シャウトしそうになる衝動に襲われました、しなかったけどね。してたら、変態と思われたんだろうけど、こんな衝動に駆られたのは、今は無き「ヘルスプラザ泉」のサウナで、シルビとマルコスに遭遇した時以来です。

さて、これから少しずつ、退団のリリースが出るんだろうけど、シルビとの壮絶な別れを経験してからというもの、過度にノスタルジックになる事は無くなりました。限られた選手層に新たな選手が加わる以上、退団する選手が居るのはしょうが有りません。我々は今年、15年シーズンのベガルタを応援しました。来年は16年シーズンのベガルタを応援します。まるっきり違うチームでは無いものの、全く同じチームでもありません。チームは生き物ですから、変わらないと生き残れない以上、哀しくても、しょうがありません。

どのような選手が来ようとも、そして残念ながら去ろうとも、その趣旨やビジョンが明確であればベガルタンはチームを支持します。だからこそチームは「これからの目標はOO、その為に我々は5カ年計画をたて、1年目はOOを強化し、2年目はトップ10、3年目以降にACLを見据えて戦い、5年以内にタイトルを獲ります」みたいな、簡単単純でもいいのでロードマップを我々サポーターに公言して欲しいと思っています。その御旗が明確であればある程、苦しい時の「支え」になるはずです。

今期、社長の目標も監督の目標も明確でした。
社長「単年度の黒字」
監督「勝ち点50で、トップ10」
そして結果は、1勝1敗。これをどう考えるかですな。ご存知のように、入場料収入が減少していくなかで、単年度とはいえ「黒字」は立派です。怪我人が多かったとはいえ「何とか残留」は残念です。だとすれば、来年もチームは「勝ち点50で、トップ10」みたいな、薄っぺらな目標を我々に提示するのでしょうか?クリアーしなくても、何とも無しの目標を我々に公言するのでしょうか?


そんなものを有り難がるサポーターなど居ません。フロントも現場も、そして選手もプロフェッショナルである以上、大事なのは「目標、もしくはミッションをクリアー出来るか否か?」です。「目標自体は残留ですが、その代り、チームを若手主体に切り替え、3年後にはタイトル争いを・・なので、来年は我慢して下さい」と言われれば、我慢だって苦になりません。未来への明確なビジョン、今チームに一番必要なのは、これじゃないでしょうか?

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