2015年11月9日月曜日

鳥栖戦に想う

いやぁ~~、残念でしたな。といってもね、試合結果が残念じゃなく、内容と言うか、チームが来期に向かって行くべきビジョンが見えなかった事が残念・・・と言う、お話です。

すでに残留が確定している仙台として、タイトルや賞金が掛かっていない残りのリーグ戦を「どのように戦うのか?」は、サポーターとしての最重要案件です。当然ベガルタンも「鳥栖戦は、どんなメンバーで、どんな戦術で戦い、サポーターである我々に、来期への期待を持たせてくれるんだろうか・・・」みたいな事を考えながらテレビの前に着席しておりました。

そんでもってオンエアー。スタメンをチェックすると・・・
六反
菅井・渡部・石川・二見
リャン・富田・鎌田・金久保
奥埜・ハモン

ん~~と、あれ?鎌田がボランチって・・・ここには強烈な「戦術的と言うか戦略的な意思」が見れるけど、その他は・・・変わりません。と言う事は、監督の考えとして「このままブレずに戦う事が、すなわちチームの強化に繋がり、サポーターに対しての来期以降の希望になる・・・」と考えていることになります。

もっとも、別の考え方もあり「監督は来期うんぬん・・は横に置いといて、とりあえず目先の勝利にこだわった・・」という状況は十二分に考えられます。2ndだけを見れば「15試合で9敗!!」と言う現実。監督じゃなくても「勝ちたい・・・」とは思うでしょう。なので、この試合は未来への礎の為・・・ではなく、とにかく勝ちたいんや・・・という気持ちが表れた「チーム戦術」である可能性も激高。

で、結局どっちなんだ?ということなんだけど、ベガルタン的には「来年の事を言うと鬼が笑うから、とりあえずは目先の一勝を・・」と言う感じだと思っております。

この辺りの感覚が何気に伝わってくるので、「今年はもういいから、来年に向けてのトライをして欲しい・・・」と考えているサポーターなどは不満が募るのでしょうな。ぶっちゃけ、鳥栖に負けた事は残念でしたが、全然悔しくはありませんでした。もうね、今年は負けるのに「慣らされた」ので、残留が決まってからの1敗に対しては特段の感慨など、あるはずがありません。ここまで負けると、2ndでの「9敗」と「10敗」との違いに「違う価値観」を持ち込むのは困難です。

何やら、ネットでの話では「渡邊続投」が確実視されている様子。ベガルタン的には「途中で指揮を執った昨年⇒今年の前半⇒今年の後半」の成績や試合内容が、僅かでもいいから上向き傾向で「若手も育ってきた・・・」と言う状況であれば、続投支持派に異論などありません。しかし、どう考えても、監督が言うところの「チームは確実に強くなっている」という手応えなど感じられず、どちらかと言えば「選手個人のスキルや連係・連動・戦術などに手ごたえは感じられないんだけど、これって、ベガルタンが素人だからなのか???」という疑心暗鬼の状態であります。

本当に、ベガルタは確実に強くなってきているのでしょうか?チームが強くなっている過程においては、必ずしも「結果が伴わないこともある・・」と言う事ぐらいは理解しているつもりです。しかし、昨年から今年にかけての上積みって、どのくらいあるんでしょうか?そして、今年の成績は「チームとしては強くなっているけど、たまたま結果が伴わなかった・・・」だけなのでしょうか?

正直、強くなっているチームが、16戦で10敗するとは、どうしても思えません。だって、おかしいでしょ?強くなっているのに試合内容がグダグタとなって、そんでもって負け続けるって。

何度も言うけど「負けたけど、今日の若手は良かったよな・・・」とか「今日の前半からのプレッシングは見応えがあった・・・」とか「金園と奥埜のコンビは秀悦だったよな・・・」みたいに、わずかでも希望を感じられれば、決して敗戦が続いてもネガる事など無いんだけど、鳥栖戦でソレを感じる事はありませんでした。って言うか、最近の試合で、その希望を感じられる方がいらっしゃれば、是非とも居酒屋なんかでベガルタンにご教授してください。飲み代はベガルタンが持つから。

こんなに負けても、チーム状況がバラバラだよ・・・みたいな情報がネットやメディアで流れる事はありません。ということは、監督やフロント、そしてスタッフや選手などとのコミニュケ―ションは良好なのでしょう。まっ、悪いよりは確かに良いです。しかし、こんだけ負けているんだから、中堅やベテラン選手などから批判めいたワードが出てきてもおかしくは無いはずです。しかし出ない・・。きっと仲は良いんでしょうな本当に。

いいですか、もしも、あなたが企業のトップでベガルタから「新規のスポンサーになって欲しい。チームは確実に強くなってきており、来年以降はチーム成績も上昇し、メディアなどでの露出も増える。今が買い時ですよ」と懇願されたとします。その時、貴方はどう考えますか?冷静な判断が出来れば「2ndで16戦、10敗」もしておいて、『チームは強くなってきている・・』と言うけど、これって新たな詐欺なんじゃあ・・・」って思うでしょ?思わないようでは、アルアル詐欺に引っ掛からないように気をつけた方がいいですな。


続投でも交代でも、ベガルタを応援する気持ちには変わりありません。しかし、強くなってきているという実感が皆無のうちは、どうしても続投には懐疑的になります。本当に、チームは強くなってきているのでしょうか?そこさえ教えて頂き、納得できれば、ベガルタンは続投でOKです。

4 件のコメント:

  1. 私も続投は否定的に思っています。
    残留の決まった今、来季に向けて「何かを試す」ならまだしも、今節は鎌田ボランチの変則起用だけ。若手(山本etc...)をスタメン起用する訳でも無し。
    監督経験を積ませる…なんて余裕のあるチームでもない。戦術面において昨年と何が違うのかハッキリしない。私も続投が良とする事が理解できないので、私にも教えて欲しいです。

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    1. Unknown殿へ

      お初ですかな

      貴殿と自分の考えは同じようですが、だとすると
      「見方が甘いのでは?」という可能性はあります

      つまり「試さない」のではなく「試せない」という可能性です
      もちろん、その事情など知る由もありませんが
      プロは素人よりも深く深く考えているはずですから

      だとしても、メディアなどを通じて「理由」をリリースすべき
      といのうがベガルタンの考えです。
      プロの興業では、沈黙が必ずしも得策ではありませんから

      ところで「教えてやるよ」と言う方が現れたら
      飲み代は貴殿と自分の割り勘でいいですな?

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  2. ベガファン2015年11月10日 0:21

    たしかに今季は見るに堪えない試合が多かったですね。これまで直樹、角田が担っていたアンカータイプのボランチはベガルタの戦術では肝となっていたと思うのですが、そこに鎌田を使わないといけないというのが、チームの苦しさをうかがえます。ミンテが育つかなと期待はしましたが、有望株ではありますがそのタイプではなさそうですしね。
    高さのあった赤嶺、角田が抜けて、セットプレーの守備はゾーンを採用していましたが、数年前からは考えられないほどセットでの守備がもろかった・・・
    持ち味だったスピードあるサイドアタッカーを活かした速攻も影を潜め、この何年で太田、関口、佐々木、武藤と抜けることで、堅守速攻から堅守賢攻と名が変わるまでに至りましたが、展開力も欠けていたし、つなぎのミスも多いしで、自分にはその片鱗は感じられませんでした。
    二見、蜂須賀、奥埜、ミンテといったフレッシュな存在は微かながら光明ですが、それ以上の負債を抱えてしまっているように自分も思います。

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  3. ベガファン殿へ

    お初ですな
    確かに、今年は主力が退団し怪我人も多かった年でした

    しかしながら、プロフェッショナルな監督である以上
    OOが居れば・・・とか、OOの怪我が・・みたいな
    エクスキューズを逃げ道にする事は最低で
    その点では、鍋監督は立派です

    ただし、勝ち点50でトップ10という目標を公言した以上
    彼への評価は「達成したか否かであるべき」
    と言うのがベガルタンの考えです。

    仮に「残留出来たから・・」という逃げ道が有るのであれば
    来年からは目標など公言しなくて結構です

    来期へのビジョンも不明確で、ホームでも敗戦続き・・・
    「ユアスタ劇場」などは死語となりつつあります
    そうなった責任の全てが監督とは言いませんが
    大きな責任が有るのもまた事実

    その責任を「何気にスル―」しての続投に対して
    ベガルタンは、かなり懐疑的なスタンスです

    あいまいで達成しなくても良い目標など要りません
    社長や監督には、我々に明確なビジョンを提示して欲しいだけです
    その提示に現実性と夢があるのなら
    続投にだって賛成しますが、なにも無しでは・・・

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