2013年12月2日月曜日

清水戦に想う




負けちゃいましたな。そして当然のように、順位も「ウナギ下がり」であります。しかし、何となく悔しくないのは、心のどこかで「もういいよ、今年のリーグ戦は・・・とりあえず、天皇杯で頑張ってくれ・・・」と思っているからでしょうな。とりあえず仲間内での話では「最後は勝ってくれないと困るよな」っていう話題が出るんだけど、負けたからと言って、そんなに「精神的・肉体的」な苦痛は微塵もありません。どうやら「疑似・消化試合モード」に突入すると、ジャンキーのように脳内麻薬が放出され、肉体的・精神的な痛みは感じなくなるようです。草食動物は肉食動物に捕食される時、脳内麻薬によって痛みを紛らわせ、大きな苦痛を伴わずに絶命するそうです。この調子で行けば、我々ベガサポも「大きな苦痛を伴わず」にリーグ戦連敗で終了しそうな今日この頃です。

広島戦で負けた時は「まっ、ぶっちゃけ、向こうの方が強いよ」と脱帽し、新潟戦で負けた時は「まっ、向こうの方が「勝ちたい気持ち」がメチャクチャ強かったから、しょうがないな・・・」と諦めがつきました。そしてこの日、清水に負けた時ベガルタンは「新潟戦の時よりも内容が良かったんじゃないか・・・主力が離脱しているなか、それなりに頑張ったよ・・・」と、負けた事を嘆くのではなく、気づいたら、イソップ物語の「北風と太陽」のごとく、太陽さんのように「温かい目」でチームを見守っていたのです。

ここ5試合を振り返れば、仙台の成績は「1勝1分け3敗」です。勝ったのは天皇杯の清水戦のみ。その試合内容も、お世辞にも「ナイス!!」とは言えなかっただけに、この終盤戦におけるベガサポの苦悩は推して知るべきでしょう。しかし、幸いにして今年のベガサポには「心の非常口」が用意されています。その扉に先に有るのは「残留」という、それはそれは温かく、「耳かき」の後先にある「フワフワの白い毛」のような温もりであります。良かったですな、非常口があって。

ホーム最終戦、そして手倉森を慕う選手たちにとってもホーム最終戦。試合前の選手たちのコメントを拾うと・・・

リャン「個人的にも長い間お世話になった。今の自分があるのは、間違いなく誠さんのおかげ、ホーム最終戦は絶対に勝って送り出したい」

広大「サポーターの為、そしてテグさんの為にも勝ちたい」

蜂須賀「使ってくれて本当に感謝しているので、恩返ししたい」
等々、それはそれは「手倉盛」のコメントがオンパレード。どれだけ選手から信頼されていたか・・・これらのコメントは、その証左であります。


そのようなコメントをしていたのは、事前に知っていたベガルタンなので「今日の試合は死闘になるはずだ・・・」と思っていました。しかしです、試合中も、試合後も、「その死闘」の局面を思い出す事は出来ませんでした。試合中ならば、入れ替え戦の時は「ワンプレー・ワンプレーに気持ち」が見れたのに、この試合では・・・。試合後だって、昨日行われた徳島―千葉のフレイオフで、試合終了後の千葉の選手がピッチに倒れ込んで泣き崩れるような状況は皆無・・・。別にね、「泣けよ」と言っている訳じゃないんだけど、清水戦で試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ベガルタの選手は誰一人ピッチに倒れ込む選手は無く、どちらかと言えば「あ~あ、負けちゃったよ・・・」みたいなサバサバ感で満タン。そのサバサバした表情からは、どこにも「監督の為に勝ちたい」という気概などベガルタンは感じられませんでした。どうやら選手も、サポ同様「疑似・消化試合モード」に突入したようです。まっ、選手だって「人間だもの・・・」と言う事なんでしょうな。


リーグ戦はどうでもいいよ・・・と思いつつも、これだけ勝てないと凹みます。特に、新潟戦ではメチャクチャ凹みました。個人的なスキルを数値化し、新潟と仙台を比較すれば、そんなに差は無いはずです。しかし、結果と言えば、無様な惨敗・・・。こうなってしまった要因を探すとすれば、もう「メンタル(気持ち)」しかありませんな。東京も、完全に「疑似・消化試合モード」へ突入したとは言え、最終戦はホームなので仙台よりもモチベーションは高いはずです。そんな相手に対し、仙台はどのように戦うのでしょうか?何気に興味がわいてきたので、ひょっとしたら東京競馬場経由で行っちゃうかもしれませんな。

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