2017年7月9日日曜日

ベガルタン、覚悟を決める


えー、久々です。別に連敗だから書き込まなかったのではなく、書く内容が同じになりそうだから「どうせなら、まとめて書いちゃえ・・・」的な思いがあったからです。ただし、これ以上負けが込めば、今年初めて総統閣下が、お出ましになるのは確実です。

連敗はしょうがないにしても、内容が似通っている事、これをどう考えるかによって今年のベガルタを応援する姿勢は変わってきます。何となく先制され、あれれ・・・と思ったら追加点を奪われ、これじゃヤバイ!!と思って攻めたら奇麗な崩しからゴールを奪い、ヨッシャー!!ここからワッショイ!ワッショイ!だぁーーと思った矢先に失点し、結果的に敗戦。とどのつまり、現在患っている「先制失点献上症候群」を、どう考えるかですな。

監督は常々「シュートで終わらせることが出来れば、カウンターを受けるリスクはかなり小さくなるので、そこを目指してやっていきたい・・」と語っています。つまり、ベガルタが目指す富士山の頂は、ここ、「攻撃は最大の防御」ということでしょう。

しかしながら、富士山への登頂はスタートしたばかり。現在で言うと、そうですなぁ~富士スバルラインに入ったばかりで渋滞に巻き込まれてしまい、吉田口五合目の駐車場に到着できず・・・という感じでしょうか。基本的に目標設定も、現在の戦術も、そしてゴールを奪う際の崩しに関しても、それらトータルで「今期のチーム(監督の戦術)」を理解するサポは多数派の様子。ただ一つ、問題点をあげるとするのなら「勝てない事」、のみでしょうな。

時間は有限なので、鍋監督に対して無尽蔵に「チームの未来」を託すことはできせん。鍋監督は何だかんだで4年目の体制、チームの歴史を20年とするのなら、その歳月は決して短すぎることは無く、そろそろ結果を出さねば叩かれる年ごろでしょう。

ただし、結果が出ないから4バックに戻せ!!とか、堅守速攻に帰れ!!的な主張は考えもの。そうなった場合、新戦術や戦略は6月までに結果を残さねばならなくなりますからな。無尽蔵の時間はやれないけど、かといって、3バックへのトライ初年度で、すぐ結果を求められても・・・は実感。この辺の塩梅って、かなり微妙ですな。

現在の戦術は、チームとして個々の選手の考えがシンクロし、同じベクトルとビジョンが共有できた時に、いままでなかった連携からの攻撃、そしてゴールの瞬間を我々サポーターに与えてくれます。これが又気持ちいいのよ。しかし、チョットしたシンクロのズレは即ピンチに繋がってしまい、結果的に多大なリスクをも我々サポーターに供給してしまいます。

現在のように毎試合先制され、そんでもって34失点が普通の状態は極めて歪(いびつ)です。しかしながら、鍋監督はドン引きに戻ることは無く、攻撃と守備とのバランスを改善しつつ、シュートで終えられるような状況をノーマル化することにより、現状のチームをモデルチェンジしようとしています。さらに言えば「ドン引きに戻ることは無い・・」とまで信念として語っており、あくまでも現状の戦術を極めることにより、不振から脱却しようとしていますな。

チームが強くなる為の方程式などは無く、結果的に、どのチームも「オリジナルな道」を模索しながら歩むしかありません。浦和には浦和の道、ガンバにはガンバの道、鳥栖には鳥栖の道、そして仙台には仙台の道があるはずです。3バックが「本当に仙台の道なのか?」なんて誰にも分かりませんが、少なくても監督は「そう考えている」と思って間違いなし。なので肝心なことは「正しいかどうか?」ではなく、信じられるかどうかでしょうな。

監督の信念は分かりました。じゃあ選手たちはプレーしてて楽しいのでしょうか?サポーターは応援していて楽しいのでしょうか?そして結果は出るのでしょうか?出るとしたら、いつ出るのでしょうか?それらの不安が、選手たちのプレーにも、サポーターの応援にも出ちゃうから、なおさら不安になるんだよね。

今やっているサッカーは間違いない・・・仮に選手たちがそう思っていても、連敗が続けばメンタルが持ちません、不安だから。しかしながら、例えば「仮に降格しようが、今年はこれで行く!!」との思いが、監督、フロント、スポンサー、選手、そしてサポーター間でシンクロ出来るのであれば、不安が無くなるので、それはそれでokだし、結果としてメンタルが向上して良い結果が出るかもしれません。

つまり、チームとしてもサポーターとしても、この中断期にするべきことは「信念をもって覚悟を決める」という事ではないでしょうか?皆さんには覚悟が有りますか?ベガルタンは覚悟を決めました。もうね、何失点しようが、行けるとこまで行ったれ!!!!という感じです。

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