2017年3月13日月曜日

神戸戦で想ったこと


大変残念な結果でしたが、思ったほど無念感はありません。残念感よりも「システム変更、そして熟成への道のりは考えているよりも大変そう・・」という実感がヒシヒシ。何気に2連勝して「こりゃあ、いいわぁ~3バックって・・」と思っていたら、なんとビックリ、予想以上に引いて守備をされ、攻撃時には「マッタリ感、半端ねぇ~」の展開。攻めてる時なんか、1トップ2シャドーではなく完全に3トップ状態で、躍動感が微塵もありませんでした。監督のスキルも、チームとしての完成度も、現時点では神戸の方が上のようですな。

後半早々の2失点によってプランが変わったとは思いますが、先制されたら「なかなか勝てない症候群」は昨年から継続。現在の仙台は、マッタリ感が支配する試合内容よりも、攻めて守って・守って攻めて・・と言った感じのアクティブな試合展開の方が良さげ。このシステムって、相手が割り切ってスペースを消しにかかったら、後は個のスキルとアイデアの共有が鍵のようですが、今の仙台にそれを求めるのは酷かもね。

確かに、今はトライ&エラーの真っ最中。目の前の試合結果に一喜一憂しつつも「それよりも大事なこと、それに気付いてほしい・・・」という心情は理解しますが、試合結果に一喜一憂するのがサポーターの性というもの。ましてや3/11の試合だから「勝って、被災地を、大震災を多くの人たちの心に刻みたい・・」と思ってしまうのは人情。なので結果が0-2なのは残念無念以外の何物でもありません。

後半開始早々にトントンと決められちゃったけど、チームとして連動してやられたというよりも、個のスキルでグリグリやってきた結果に剝がされ、カバーが追い付かずに後手後手の展開からファインゴールを決められちゃった感じでしょうか。一連のゴールから「関やDFは何をやってるんだ!」という声も聞こえてきましたが、どのシュートもエリヤ外ギリギリからのナイスシュート。決して関が・・という感じではありますまい。ベガルタにもナイスシュートがあるように、相手チームにもナイスシュートがある・・違いますかな。

最近の選手交代は、後半の比較的早い時間帯で「リャン⇒西村・菅井⇒八」がスタンダード。これだけ見ても「チームは変わりつつある・・・」という事がわかるけど、問題なのはリャンや菅井が中々結果を出せない事です。リャンは攻撃的なシャドーで、菅井も一列上がって守備も攻撃も頑張るサイドなので、どちらも「ゴールやアシストと言う結果が欲しい」ポジションであることに論は要りません。

その両名が昨年からノーゴールというところに、チームとしても個人としても苦しいという現実が伺えます。攻撃的な選手なのに、ゴールと言う結果が出ない・・・。すると、厳しいサポーターからは当然のように「リャンはダメだ」とか「菅井は、もういい・・」といった、今までなら考えられないような意見が闊歩するようになり、「どうせ結果を出せないのであれば、若手を使うべきではないのか・・」といった正論気取りのコメントがネット上に溢れ出しました。

この件について、ベガルタンの考えは・・・

チームが正常に機能していれば、このまま結果を出さないとリャンや菅井の出番は遠からず減り、そして無くなるでしょう。しかし、それはリャンや菅井がダメダメなのではなく、ただ単に「それ以上に期待感がある選手がベガルタに登場したから・・」であって、決して悲しい出来事ではないはず。サイドやFWで出ている選手が年間ノーゴールでは、誰も納得しないし、それは本人だってそう。試合に出たければ、若手であれベテランであれ結果を出すしかない。

その意味で、リャンや菅井は結果を出してるか?それが、この件の本質のような気も。別にゴールが無くてもアシストが減っても、リャンや菅井は仙台の柱石。しかし、それで周りが納得するかは別問題だし、それで出番が減って本人が納得するかも別問題。柳沢だって平瀬だって野沢だって、鹿島が嫌いになってチームを去った訳ではく、その動機は「試合に出たい・・」という純粋な気持ちからのはず。それを周りから見れば「すごいよ鹿島の新陳代謝のサイクルは・・」となるけど、ひょっとしたら、仙台にも「このサイクルが来るかも・・」と思うのは考えすぎでしょうか?

神戸戦で、リャンや菅井が早々に後退した時、ベガルタンはこんなことを考えていました。

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