2017年2月15日水曜日

ベガルタン、シミュレーションをする・・


スポニチによれば・・

Jリーグは降雪地クラブの代表者を集めて意見集約会を開き、開幕時期を現行の春から夏に移すシーズン移行についての議論を再開した。
  J1の札幌、仙台、甲府、新潟をはじめ、J2とJ3を合わせた計13クラブが出席したが、冬季の試合開催は困難との意見が大勢を占めた。下旬からはリーグ関係者が4クラブの施設などを視察する。日本協会の田嶋会長は冬開催となる2022年W杯カタール大会などを見据え、19年から開幕を夏にずらすことを目指す意向を示している。

すっかり忘れていたけど、継続してたんですな。個人的には「そこまで固執するってことは、何かしらのメリットはあるんだろうから絶対ダメ!!」というスタンスではなく、「降雪というデメリットがハッキリと見えている中で、どうしてもやりたいんや・・・と言うのであれば、一回やってみたらいい・・」という考えであります。

仙台の場合、それほど降らないので(メッチャ寒いけど)他の降雪チームとは立場が若干違い、「どうしてもっていうなら、百歩譲りますよ・・」という感じ。しかし、どう考えても仙台より北のチームは「譲れませんから!!」となるのはしょうがありません。札幌はもちろんの事、秋田とか山形とかって、真冬で試合出来ないでしょ?っていうか、試合は出来ても練習できないでしょ?っていうか、ホワイトアウトの中で試合やるんですか?天童や秋田の地吹雪は半端ないから。

でも、何事も否定から入ったら大事なことを見失うことが多いので、イメージを膨らませでシミュレーションしてみましょう・・・・

今日は2/16、ウインターブレークが明けてのリーグ戦、相手は広島。前日から降り続いた雪は容赦なくピッチを覆い、早朝からチームのホームページには「除雪サポーター求む」がアップされる。予報によれば、この日の最高気温は3度。どう考えてもビールよりは熱燗か焼酎のお湯割りが売れそう。

不幸にも、本日の座席はスタンド入り口の前なので、ビル風に似た地吹雪は強烈。これで試合内容が寒ければ、90分後にはフランダースの犬のネロのように「パトラッシュ、なんだか、とっても眠いんだ・・・」となるのは確実。


子供のころ、主人公が死んでしまうアニメを見て「まじめに働いても、死ぬ時は死ぬんだよな・・・」という現実を勉強しました。

試合中も断続的に雪は降り続く。数年前、甲府での宮スタ開幕戦以来のイエローボールも遠目には見えにくくなり、ピッチコンディションも劣悪に。水分を多く含んだ雪は、容赦なく大旗や衣服に絡みつく。

ようやくハーフタイムとなり、温かい食材を求めて売店へダッシュするも、モツ煮やトン汁は完売。唯一残っていた焼きそばを購入し、風が吹き込まないエリアで食べようとするが、その焼きそばは冷え切っていた。もうしょうがないと思い、コーヒーを買おうとするが敢え無く売り切れ、思わず天を仰ぐベガルタン。

試合は互いに滑るピッチコンデションに考慮して慎重な戦い。広島得意のボール回しも、時に止まり、時に滑るピッチに翻弄され苦戦。そして試合終了。気づけば、風下のサポーターは蔵王の樹氷になっていた・・・。

まあね、樹氷にはならないだろうけど、雪で風下が予測される場所で観戦する場合、スキーウエアーなみの重装備はマスト。当然のように、温かい食材は早期完売が予想されるので、保温バックと魔法瓶の携帯も絶対。この日のベガルタンは、汗で発熱するパンツ、シャツ、タイツ、ソックス、ネッグウォーマーと完ぺきだったが、肝心の試合が激寒で凍傷寸前。その凍えた体をほぐすため、トミヤの湯へいくのであった・・・。

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